「えだまめ」しているラズパイ

30年ぶりに半田ごて握ってラズパイ勉強中。

INA219とESP8266で電流計を作ってみた

◯やりたいこと

デジタルな電流計を作りたい。

◯やったこと

・設計

電流計付の電源という形で動作させます。測定データはI2C接続のOLEDに表示し、データロガーとしての機能はWiFiでのデータ転送を想定。そのためメインモジュールとしてWiFi付きESP8266を利用する事にしました。

・製作

手っ取り早く電流測定用のINA219というチップを利用したモジュールを購入。

シャント抵抗が組み込まれており、測定部分がワンタッチ。ピンヘッダも付いているので他に部品を準備する必要がありません。とても便利。
速攻でミニブレッド上に回路を組み立ててみます。

中華製モジュールのおかげで最近の電子工作はプラモデル感覚です。

・動作

電流計用のスケッチはIDEのスケッチ例そのままで問題なく動作しましたので、OLED回りのスケッチを追加してオリジナル電流計実験バージョンが完成。さっそくLEDをつないで動作させてみます。

おー、無事動作。
測定中に記録した電流値のmax,minも表示させてみました。

前に作成したATTiny85のミニゲーム機を測定してみたところ、

24.4mAをピークに20mA程度の電流が流れているのが分かります。
電子負荷でも動作を確認。

ブレッドボードなので大電流での電圧降下が大きいですが概ね電流値は一致しているようです。

◯やってみて

とりあえず第一段階終了。これで定常的な電流を監視するための手持ちグッズが一つ増えました。
今後は積算電力記録機能やデータをWiFiで転送する機能などを順次持たせたり、独立型電流計をATTinyで作れないか実験していこうと考えています。

◯その後

電源の接続を自己消費電力測定モードにして数時間走らせてみました。

max 216mA、min 70mA。
なるほどこういう情報も得られるんですね。