ATTiny85とINA219モジュールで電流計を作ってみた
◯やりたいこと
ATtiny85を使ってロガー機能やWiFi機能のない単純なデジタル電流計を作る。
◯やったこと
・回路図
例によって先輩諸氏の事例を画像検索し、気になった画像をチョイス。ページが外国語だったらgoogle翻訳におんぶにだっこでガッチリお世話になりながら参考事例を探します。
今回たどり着いた記事はこれ。
その名も「ATtiny Power Meter」。
今回探していた内容そのものズバリです。(感謝)
・製作
記事を参考にしてさっそくブレッドボードに作ってみます。前回ESP8266で作ったものと配線はほとんど同じ。i2c信号線を少し変えるだけで製作が完了です。
・スケッチ
記事の内容にあるようにgithubに公開されているソースをダウンロードします。
GitHub - moononournation/ATtinyPowerMeter
zipファイルでダウンロードしたものを「ATtinyPowerMeter」というフォルダを作ってその中にファイル展開します。
「ATtinyPowerMeter.ino」をIDEで開きコンパイル。
OLEDやINA219のライブラリは同一フォルダ内に展開されており何の問題もなくコンパイルが終了しました。完成度が高いですね。
ちなみにコンパイルするにあたり「TinyWireM」というモジュールをインストールしておく必要があります。ATtiny用のワイヤライブラリ(I2Cマスター用)です。スレーブ用の「TinyWireS」というワイヤライブラリもありますので必要に応じてインストールしておくと便利です。
・動作試験
さっそく動作させてみます。前回同様まずはLED負荷から。
おー、一発動作、リアルタイムグラフもキチンと表示されます。
面積が積算電力ですね。
ミニゲームの使用電流も計測してみました。
キチンと動作しているようです。
自己消費電力測定モードでは4mA程度の消費でした。
意外と低消費です。
◯やってみて
今回はとても参考になる事例でした。INA219、OLED用のモジュールを読み込む事によりAT85での動作のさせ方の理解も進みます。次へのステップアップが進みそうです。公開してくださった方に改めて感謝です。
さっそくこれで携帯(Li電池)型の電流計付き電源を作ってみようと考えてました。