「えだまめ」しているラズパイ

30年ぶりに半田ごて握ってラズパイ勉強中。

CCS811・BME280・BH1750を使ったCO2データロガーの製作(3) マメタン実験編

◯やりたいこと

動作実験中のCO2ロガーで、実際に豆タンアンカを使用した際のCO 2濃度を測ってみる。

◯やったこと

豆タンを使っている寝室に測定器を置いて実際に一晩測ってみました。その結果驚きの事実が…。

使用する豆炭アンカはメジャーなミツウロコ製。それにワンタッチで火が付くマメタンを利用して火をセットします。もちろん熾火になるまで外に置いておくのは鉄則です。

それを布団の中に入れ脇にCO2ロガーをセットしておいたところ

なんか量子的な変化。センサーの癖なのか布団をバフバフしたせいでCO2がポンと上がったのか。
いずれにしてもしばらくおいておいたらCO2濃度が2600ppmを超えてきましたので

24時間換気のスイッチを入れました。(ちなみに住宅内の推奨CO2濃度は1000ppm以下です。)
その時の減少推移はこんな感じ。

1時間後 CO2は 200ppm 、VOCは350ppbの減少です。

昔のスカスカな家ではこれが天然で行われていたんだろうなあとヤボな事を考えながら換気スイッチを切り就寝。現金なものでスイッチを切ったらしっかりCO2が上昇し始めていました。

そして翌朝、驚きのサムネ写真。

CO2は3700ppm、VOCは4000ppbを超えグラフを振り切ってしまっていました。おそろしい。
CO2濃度は事務所内規定値の 5000ppmは超えていませんでしたがVOCの高濃度には愕然。豆炭独特のにおいの元はこれだったんでしょうか。
この値が正確かどうかはまだわかりませんが、何気に使っている豆炭の危険性を改めて認識。CO2ロガーを作ってみようと思ったのは正解、てな感じでしょうか。
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◯やってみて

身近な豆炭の危険性を再認識。ロガーは未だブレッドボード上にバラックで組み立てた状態ですので測定値の正確性を検証するためにも早いとこケースに入れてしまおうと考え始めました。次回ケース化のレポートができればと考えています。

◯その他雑談

焼き上がったマメタン、今年は手あぶり火鉢なるものを買ってみたのでその灰になってくれています。

テレビを見ながら火ばしでサクサク細分化。

いい「ながら作業」アイテムです。

◯その後

測定データの加工方法でグラフがどう変化するかをチェックしています。

1つ目の山 1回あたり5回測定しその平均値を記録
2つ目の山 1回あたり10回測定しその中央値を記録
3つ目の山  同上 で電池切れのため異常値を記録
4つ目の山 測定毎に行なっていた温度補正を温湿度固定で測定

◯その後2 (2023.07.15)

ハードウェアが結構バージョンアップしています。

その上でソフトウェアを確定させようとジタバタしているのですが、未だWROOM02タイマー起動とCCS起動との連携がうまくいかず難儀しています。
WROOMがディープスリープに入ってもCCSの電源は切らずに60秒測定の低消費電力モードでゆっくり待機させ、手動リセット起動時以外はそのままの状態のCCSからデータを読むだけ、という作戦を立てているのですがなかなか成功しません。
現在は単3電池2本で1.5日程度しか動作しない超燃費の悪い測定器になっています。

省電力型の測定器完成に向けもう少々粘りが必要そうです。