◯やりたいこと
WROOM-02を利用した水分計を作るにあたり、100ミル(2.54mm)x11幅のWROOMモジュールでは横幅が広く出来上がりがどうしても大きくなるため、アマゾンで売っていた900ミル幅のコンパクトサイズのピッチ変換ボードとスイッチサイエンスさんで売っている出力8ピンのシンプルサイズの変換ボードを利用した小型版のWROOM-02モジュールを作成してみて小型化の検討をする。
◯やったこと
・部品の準備
まずはアマゾンで900ミル幅のコンパクトサイズピッチ変換ボードを調達。
5枚1組1,000円で売っていた物です。
これに秋月電子で売っているWROOM-02モジュールを組み合わせて
900ミル幅のモジュールを作成します。
ピン配置が1100ミル幅のモジュールと一緒なのでスケッチの書込み機はちょっとした配線の配置替えで利用が可能なのが便利です。
幅の小型化が5mm程可能になります。
続いてスイッチサイエンスさんで売っていたシンプルサイズのピッチ変換ボードとWROOM-02モジュールの組み合わせ。
こちらは出力ピンがESP-01と同じ8ピンに集約されており、出力端子は4x2列ではなく8x1列でデザインされたもの。大きさ的にかなり小さくすることができます。GPIO0,2以外のプルアップ、プルダウンは基板上で実施できるため外付け部品点数が減るのも魅力的です。ESP-01で言えばSタイプと言ったところでしょうか。これらをはんだ付けしてモジュールを作成します。
・製作
製作と言っても基板にモジュールをはんだ付けするだけですので簡単です。
ピン数が多いので2ヶ所仮付けをして位置合わせをした後
ずらずらとはんだ付けしていきます。後からの修正はかなり困難になりますので最初の位置決め・浮き直しは結構慎重にやってます。
モジュール取付後はヘッダピンを取り付け。
シンプルサイズのモジュールも同様に作成すれば小型モジュール達が完成。WROOM-02シリーズ各サイズのそろい踏みです。
◯やってみて
900ミル幅のモジュールは5穴タイプのブレッドボードで外側に1穴確保できるのがいいですね。
ブレッドボード上の部品配置の自由度が俄然上がります。
シンプルサイズのモジュールはミニブレッドでも利用できそうなのがいい感じ。
ユニバーサルに組んでも随分と小型化できそうです。
◯さっそく
前回ESP-01で実験した回路をさっそくこのWROOOM-02モジュールを利用した回路に組み替え、シリアル通信出力していたデータをWiFi 出力にする実験を開始します。また前回はADC出力をバッファを通して接続していましたが、MC3425の出力ドライブ能力が10mAあるようでしたので直接ドライブ出来るかも実験してみます。