「えだまめ」しているラズパイ

30年ぶりに半田ごて握ってラズパイ勉強中。

ラズパイセットアップ(1) 起動用のSDカード準備

最初にラズパイ 起動用のSDカード作りから始めます。
以下項目別で…。

Windows ソフトのダウンロード・インストール

SDカードへの書込み・操作はWindowsで行なっていきます。使用するソフトをあらかじめダウンロード・インストールしておき起動ディスク作成に備えます。

SDカードのフォーマット用
SD Memory Card Formatter | SD Association
OSイメージのSDカードへの書込み用 (etcher)
balenaEtcher - Flash OS images to SD cards & USB drives
ラズパイ起動後のipアドレス確認用 (Mac Scanner)
Colasoft MAC Scanner - Colasoft
ラズパイアクセス用ターミナルソフト (TeraTerm)
Tera Term Open Source Project
ファイル作成用テキストエディタ (TeraPad)
TeraPad 公式ダウンロードサイト

もちろん上記以外のソフトでも大丈夫です。お好みでどうぞ。

◯Raspbianをダウンロード

SDカードに書き込むOSイメージをダウンロードします。
Raspberry Pi OS – Raspberry Pi

ここでは一番軽い Raspbian Buster Liteの一択。必要なモジュール達はそれぞれのラズパイ にその都度インストールしていきますので、スタートは極力身軽で行きます。
ここ最近の最新版は
2019-09-26-raspbian-buster-lite.zip
となっていて、エラー出まくりだった最初の頃の buster と違い安定して動作してくれています。

無線LAN接続用ファイル作成
ここで最初にTeraPadを利用しファイル「wpa_supplicant.conf」を作成しときます。以下の内容をコピペしssidとpskのの部分を自分の環境に書き換え保存します。

ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
country=JP

network={
    ssid="繋ぎたい無線LANのssid"
    psk="繋ぎたい無線LANのパスワード"
}

この時特に注意しなければならないのが文字コードと改行コードの指定。「ファイル」「文字/改行コード保存指定」から「文字コード:UTF-8」「改行コード:LF」を指定します。TeraPadの初期値が Windows標準の「Shift-JIS」「CR+LF」になっているためで、これ結構うっかりする事が多く pythonを走らせた時エラーを出してよく怒られます。

◯SDカードフォーマット
SDカードフォーマッターでSDカードをフォーマットします。
KSYさんから買ったSDカードには前もってOSイメージが書き込まれているのですが、ここは起動ディスク作成の訓練も兼ねあえてフォーマットからスタートします。

ちなみに64GB以上の大容量SDカードの場合は
無料パーティション管理ソフト - MiniTool Partition Wizard 無料版
などを使いフォーマット形式を強制的に FAT32 にしてフォーマットする必要があります。大容量になると exFAT形式に自動で格上げフォーマットされてしまいラズパイ側で認識できなくなるためです。

◯OSイメージ書込み
続いてetcherを起動。ダウンロードしたOSイメージを指定し、


SDカードに書込みます。


ここの作業では特に問題が発生したことはありません。
ただ zipファイル操作用に
7-Zip
などのアプリをインストールしておくと便利かもしれません。

◯起動用に必要なディレクトリの作成とファイルのコピー
ここからは作成したSDカードが対象になります。
SDカードに作成された「boot」フォルダへ sshが使えるよう空のsshディレクトリを作成、合わせて先ほど作成した「wpa_supplicant.conf」をコピーします。


以上でSDカードの作成が完了です。安全にSDカードを取り外し、ラズパイ にセットしていよいよ起動です。次回は起動と基本セットアップです。